【AI vs 教科書が読めない子どもたち】AIに人間が負ける日は、きっと来ない。


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今日紹介するのは、今話題になっている本です。
AI vs 教科書が読めない子どもたち。

現在、AIはホットワードで、人の仕事が奪われるのではないか?人の能力を超える日が来て、人が滅ぼされてしまうのでは?など、憶測も交えてよく言われています。

そんなAIを、「東ロボくん」という東大合格を目標に作られたAIプロジェクトを進めている、数学者の新井紀子さんが分かりやすく解説しています。

 

こんな方におすすめ!

・自分が将来食べていけるのか不安
・AIとよく言われているけど実際何なのかよく分かっていない
・この先なくなる仕事や、続く仕事のヒントが欲しい

 

読んでみての感想は、「すごくリアルだな~」です。
AIは所詮コンピュータで計算しかできない。数学者の観点から、計算でできることや、できないことが分かりやすく書かれていて、少し長めなのに、非常に読みやすいです。

■読書ノート

■以下メモ

現在の詰め込み教育(単語の暗記や公式に当てはめた計算)
は、コンピュータの非常に得意な分野であり、
AIに代替されやすい。

 

東ロボくんは今のところ、東大に合格する目処は立っていない。問題を解けるようになるためのビッグデータが全く足りない。データを集めるには資金がかなり必要。
(過去問や模試の数だけでは話にならない。)

 

※シンギュラリティ(技術的特異点)は来ない。※AIが人の力を借りずに、自分より能力の高いAIを作れる
→人の力を超える

数学で使えるのは、
①論理(A=B=C、だからA=Cなど)
②確率(理論から結果を予測)
③統計(結果データから、仮説を見つける)

の3つだけ。例えば、

A:私はカレーライスが好き
B:私はあなたが好き

という、人が読んだら全く違う意味の文章も、
この違いを数学で表現することは非常に難しい。

人の感情など数値化できないこともたくさんある中で、
AIは万能、と幻想が広まってしまっている。

 

科学や技術とは、「なんだかよく分からないけど、複雑なこと」を数学の言葉を使って言語化し、説明していく営み。また、言語化出来なかったことを、痛みをもって記憶をすること。
→なんか、めっちゃ深い。。

公式や暗記によってスルーできることも多い中で、
読解力がない(=教科書が読めない)中学生や高校生が増えている(ノート参照)

それだと、AIに代替される人材にしかなれない。
たいていのことが調べれば分かる時代だからこそ、
求められるのは意味を理解できる人材。

重要なのは、柔軟になること。
AIが得意な暗記や計算に逃げずに意味を考える。
生活の中で不便に感じていることや、困っていることを探していくことが大切。

 

■感想
実際に研究されている方が本を書いているからこそ、すごくリアルだと思いました。AIが苦手なのは意味の理解。覚えたり、公式に当てはめれば学校教育や、仕事はある程度うまくいくかもしれないけど、長期的には深く考えながら行動することが非常に重要だと思いました。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!


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