【文系就職はアリ!?】理系院卒の僕が、新卒の就活でリクルートの営業を選んだ理由

こんにちは、しゅんです。
3月1日から就活が解禁しましたね。それをきっかけに
自分の就活を振り返ってみました。

僕は工学部→情報系の大学院に進みました。
大学生活はハンドボールばかりやっていて、
学校の勉強はあまり得意ではなく、
大学院試験に落ちてしまいました。

何とか学部を変えて大学院に入学したものの、
このままみんなと同じように技術者になることに
疑問を感じていました。

こんな理系の自分が、就職は文系職の営業を
選びました。その経緯を今日はお話しします。

就職活動に悩んでいる方へ

就活、悩みますよね。

「やりたいことは?」と聞かれても
なかなか見つけられない。

僕もそうでした。でも、そんなの当たり前。
だって、「まだ働いたことがないから。」

そんな中、進路を決めるって難しい。

自分が何に悩んで入社する会社を
決断したのか整理しました。

就職活動から6年が経ちますが、
内定をした段階よりも、実際に6年間働いた
自分の視点から、過去の決断を振り返りました。

一人でも僕の経験が参考になる人がいればいいな、
と思います。

リクルートの営業を選んで良かったか?

理系の大学院を卒業したのに、文系職の営業を選びました。
この決断には、実は入社後も2~3年は悩みました。

コミュニケーションが得意でもなかったので、

実は技術系の方が向いていたのではないか?

と思ったことは正直何度もありました。
しかし、今となっては本当に良かったと思っています。

やりたいことはモヤモヤしていた一方で、
自分の就職活動の軸はある程度定まっていました。

軸は、下記の3つ。

就活の軸
【1】若いうちに成長できる
【2】チームで成果を残す経験が積める
【3】社会に大きな影響を与える

入社してすぐに大きな責任を伴う
仕事をしたい。そして、部活で
知ったチームワークの素晴らしさを
仕事でも発揮したい。その結果、
世の中の人を幸せに出来たらいい。

そんな思いで、就活を始めます。

就活当初の悩み

上にも書きましたが、一番の悩みは、
「やりたいことがない」ということ。

当たり前だけど、社会に出たことないし。
そう思っていました。

親が技術者だったので、影響を受けて
理系の学部に進んだもの、周りと同じように
メーカーに就職することに疑問を抱きました。

そこで決めました。
働いたことがないなら、近い経験をしよう!

ということで、大学院1年生の時に
とにかくインターンシップに行きました。

インターン先には、下記の3社を選びました。

①大手自動車メーカー

②大手アパレルメーカー

③リクルート

インターンシップで見た社風の違い

結論から言うと、3社ともとても楽しかった。
予想通りのこともあれば、社風の違いなど
行ってみて初めて見えた部分もありました。

インターンに参加することで、
それぞれのメリット、デメリットがより
明確になりました。

①大手自動車メーカー

自分が勉強してきたことを一番活かせる
と思い、志望しました。
1か月間寮に入り、実際に働いている
方と同じ部署で、仕事を手伝わせて頂きました。

感じた良かったこと

1.自動車作りは、個人では絶対に
できないからこそ、会社に入る意味が大きい

→自分の中で、会社に入る意味は
「個人ではできないことをするため]
言語化していました。自動車は、約3万個の部品で
できていて、とてもじゃないけど個人では作れない。
メーカーやインフラ系全般に言えますね。
だからこそ、やりがいがあるな、と感じました。

2.学んできたことが活かせる
理系の大学に進み、大学院で身に着けた知見。
どんな仕事をしたかはルールでお伝えできませんが、
データ解析など、理系の知識を活かせる
仕事がたくさんでした。

3.安定した人生が送れる
色んな本に終身雇用がなくなったと
言われていますが、簡単にはまだなくならないと思う。

発表される企業の平均年収などは、
全従業員が含まれますが、
総合職だけだと、普通に仕事をしていれば
35歳でほぼ全員が1000万円に到達する。

下手な実力主義の会社に行くよりも、
よっぽど将来が安定します。

感じたもやもや

1.作るものが大きくなると、
個人が関わる範囲が狭くなる

→当たり前ですが、モノが大きくなれば、
沢山の人が関わる分一人の範囲は狭くなります。

たとえば、自動車作りだと、一つの部署で
担当するのはドアだけ、など。

だから、街中で担当した車が
走っていた時に、自分が作ったと
満足して思えるのかな?
と少し疑問に思いました。

2.人によって仕事量やモチベーションが全然違う

これが一番衝撃でした。よく漫画で出てくる
窓際族、こういった方々が本当にいました。

情熱を持って入社したはずが、いつからか
頑張れなくなってしまう。

そして、会社に来るだけになってしまう。
自分が行った部署だけかと思ったら、他の
インターン生に聞いても、みんないたとのこと。

若い人たちが給料も高くなく頑張っている一方で
仕事をしていない50代くらいの方がいる。

これは、実際に見て本当に衝撃を受けました。

②大手アパレルメーカー

僕は珍しく私服通学の高校に通って
いたのですが、そこで洋服が
大好きになりました。

今でも、休みはほぼ毎週古着屋に
足を運びます。

好きなことを仕事にできればいいと
思ってインターンに行きました。

やったことは、約10日間で、
店頭での接客と簡単なビジネスコンテスト。

感じた良かったこと

・人にありがとうと言われる仕事は楽しい
→やはり接客など実際に相手の顔を見て
価値を提供する仕事は本当に楽しい。

感じたもやもや

・若干ビジネスライクすぎる

優秀な方が多いな、と感じた一方で
ドライな印象も少し受けました。

お会いした執行役員の方も中途で入られていて
仕事は非常に優秀な方だと感じましたが、
もう少し人間味がある文化が好きだな、
と思いました笑

③リクルート

そして最後はリクルート。
仕事内容は、3日間のビジネスコンテスト
のみです。

感じた良かったこと

・インターン生が多様性に富んでいた
・海外の有名大学に留学し、成績優秀者として表彰
・休学し、古民家をリフォームしてカフェを運営し黒字化
・洋服が好きで海外に古着を買い付けに行く

上記は本当に一握りですが、
勉強と部活だけを頑張ってきた自分には
こんなに色んな学生生活を
送ってきた人がいるんだ!

と衝撃を受けました。

・社員の方はイキイキした方が多い
インターン生に合わせるのは、
優秀な方だということを考えても、
楽しそうに仕事をされている方が
多いのが印象的だった。

どうせ、仕事に時間を使うなら、
楽しい時間にしたい、そう思う僕に
とってピッタリだと思いました。

感じたもやもや

・実力主義で、将来が安定しない
今年で創業60年を迎えるリクルートは、
今まで定年退職した方が数名しかません。

一生働けない会社。
もちろんベンチャーなどに比べれば会社は
圧倒的に安定していますが、
ここに飛び込むのは、やはり勇気がいります。

・英語を使う仕事が少ない
大手メーカーや商社に行けば、
ほとんどみんな経験する海外出張や駐在。

自分も学生時代、そこまで本気では
ないですが、ニュージーランドで国際学会で
英語で研究発表をしたりと、ある程度
英語を勉強していました。

仕事でも使いたいと思っていたので、
ここは引っかかるポイントでした。

・営業だけのスキルを身につけて将来食べていけるのか?
一番はこれです。AIなどによって
なくなると言われている営業職。

果たして、営業として能力が上がっても、
人材としての価値はどうなるのか?

正直とても不安でした。

会社を選んだ決め手になったもの

上記のインターンの経験を経て、考えました。

結論は、リクルートに決めました。
よく聞くことですが、決め手は「人」です。

ただ、どんな人かが重要で、僕は
優秀な人が多い会社は沢山あるけど、

「自分と違う人生を歩んできた、
異なる価値観を持った人が多いこと」

「楽しそうに仕事をしている人が多いこと」

上記の人が多い環境なら、自分が成長できる。
これが決め手でした。

実際、入社してみてどうか?

入るまではいいけど、入社したら
ギャップがあった、という話をよく聞きます。

そこで、もう一度自分の就活の軸を書きます。

就活の軸
【1】若いうちに成長できる
【2】チームで成果を残す経験が積める
【3】社会に大きな影響を与える

【1】若いうちに成長できる
→これは、圧倒的です。入社2ヶ月目から
一人で営業に行き、社長に会って提案出来ます。

【2】チームで成果を残す経験が積める
→これもすごく実感しています。
入社前は、「営業だし、周りの人と
お客様を取り合ってチームワークど
ころではないのでは?」

と思っていましたが、エリアによって
担当も分かれていて、お客様を
取り合うことは今もほとんどありません。

むしろ、メンバーの誰かが達成が難しそうな
時は同行して、一緒に提案に行きます。

求めていたチームワークを実感できています。

【3】社会に大きな影響を与える

これは、正直自分が悩んだ会社の中では、
どの会社に入っても感じられると思います。

ただ、リクルートが掲げる
「まだ、ここにない出会い」

僕は大学生の頃、居酒屋のアルバイトの
メンバーと知り合い、
今でも仲良くしています。

アルバイト先は駅に置いてある
タウンワークで見つけました。

バイトの素敵な友達に会えたのは、
タウンワークがあったおかげ。

こんな出会いを作っている企業って
本当に素晴らしい。

自分の経験が大きく影響し、入社を決断しました。

会社選びでもやもやしていたこと

自分が一番もやもやしていた、
営業はこれから食べて行けるのか?

これは、結論食べていけると思っています。

なぜなら、今やっている営業はただの
モノ売りではなく、「課題解決営業」
だからです。

人のお困りごとを解決するのは、
全てのビジネスに通じます。

日々、お客様のところに足を運び、
お困りごとを一緒に見つけ、
解決策を提案する。

これは、すごく楽しいです。

さらに、今は営業やりながら採用の面接官や
学生面談などの仕事もさせてもらっています。

もちろん良いことばかりではなく、
実力主義の分、活躍している同期や
後輩を見て焦ったりと、
プレッシャーも常にあります。

ただ、自分の決断には全く後悔していません。

就活生の方にお伝えしたいこと

一番伝えたいのは、

「やりたい事なんて、なくて普通じゃない?」

ということです。
僕もそうでした。

ただ、僕の場合は部活に熱中している
時の喜びとか、なんとなく好きなことや、
なんとなく好きな環境というのは
持っている人が多いと思います。

その「なんとなく」を言語化して、
ぜひ自分に最適な居場所を見つけて欲しいです。

あと、こういう環境だけは嫌だ、という
マイナス面から入ると考えやすかったり
します。

いっぱい悩んで、素敵な選択が
できますように。頑張ってくださいね!

最後までお読み頂きありがとうございました。

1 個のコメント

  • はじめまして。現在電気系の修士一回生ですが、文系就職も視野に入れています。

    専門分野が”ゴリゴリ理系の分野”という感じなので、自分が修士まで行って技術職に就くと信じていました。しかし、とある経験を通じて「最先端の技術を開発するより、それを社会に伝えるようなポジションに就きたい」と思うようになりました。
    「技術を社会に伝えたい」という抽象的な目標を持ってはいるものの、やりたいことが明確に決まってるわけではありません。

    周りの友人はほとんどが技術職を目指していて、文系就活をしている人は少ないです。どうすればいいか迷っていました。
    なので、このブログにすごく勇気づけられました。
    とにかくいろいろな業界・業種を見てみて、「人」に会いに行こうと思いました!

    就活スタイルは人それぞれ、自分のペースで大丈夫なんだ!と安心しました。本当にありがとうございます。もしよければ就活後のことも詳しく書いていただけたら嬉しいです!長文コメ失礼しました。

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