【ノーベル賞iPS細胞山中教授】生で講演を聞きに行ったら最高だった

こんにちは。
先日、取引先の仲良くして頂いている社長にお誘い頂き、
iPS細胞を開発され、2012年にノーベル賞を受賞された
山中教授の講演を聞いてきました!

山中伸弥教授
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%AD%E4%BC%B8%E5%BC%A5

■iPS細胞とは?
https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/faq/faq_ips.html
iPS細胞とは、僕の解釈ですが、
人間の皮膚からとった細胞に、
いくつかの遺伝子を掛け合わせるとiPS細胞になる。

iPS細胞は万能細胞で、
・様々な細胞に変化する(心臓の細胞や、筋肉の細胞など)
・ほぼ無限に増殖する機能をもつ

という2つの機能を持ち、再生医療や薬の開発に
役に立つと言われています。

 

■なぜ山中教授の講演に参加できたのか?
四天王寺大学の、看護学部が発足するため、
その記念講演のゲストでした。
仲良くして頂いている経営者の方が
講演に招待されていて、お誘い頂きました。

■講演タイトル「iPS細胞がひらく新しい医学」

講演の感想
スピーチが上手なだけでなく、とても優しい人柄と、
その中にもすごい熱量が詰まっていて、
約1時間聞き入ってしまいました。

本当に専門的な内容を、僕みたいな素人にも
とてもわかりやすくお話しされていました。

また、「天王寺大学の看護学部の開設記念スピーチ」
だったのですが、最初に

「最近、母親が重い病気にかかって入院したのですが、
お医者様がお忙しいなかで、一番助けられたのは
いつも「大丈夫ですか?」と声をかけてくださった
看護師の方でした。」

という導入から始まり、その後、山中さんの
今までの生い立ちやiPS細胞に関して、分かりやすく
説明して下さりました。

iPS細胞は、induced Pluripotent Stem cell
の略ですが、PS細胞などは名前が既に登録
されているとのことで、当時流行っていた
iPodをパクって名前をつけた、という面白い
エピソードも話して下さいました。

そして、最後は
「AIに仕事が様々な奪われる中、なくならない仕事
があります。それは、看護です」

と締められていました。
最後はとてつもない拍手。
場にあった伝え方や、人柄、
完全に引き込まれました。

また、Vision & Work hard
一生懸命働くだけでなく、自分が
成し遂げたいこと、ビジョンを持つ
ことが大切、というメッセージも
わかりやすかったです。

聴衆がどんな人たちか想像し、伝わりやすい
言葉を選び、どこが大切かを意識しながら話す。
思考が深いからこそ、簡単な言葉で説明できるんだと
思いました。

本当にすごかったです。。

 

メモ


・神戸大学の医学科を卒業し、医者にならずに
研究者としての道を選ばれた。医者としては
そこまで優秀ではなかったらしい

・その時、「今では治せないような病気を、
将来治せるようになることに貢献したい」という
想いをもって大学院に進まれた

・31歳の時に、研究者としてサンフランシスコに
留学し、アメリカの恩師に人生で大切なことを教わる。
それは、「Vision & Work Hard
ビジョンを持った上で、一生懸命働こう、ということ。
その言葉は今も山中教授の大切な言葉

・アメリカから帰ってきたあと、奈良先端技術院大学大学院に准教授として
着任。そこで、研究室を初めて持つ

・研究室は、学生を集めるために、自分の研究室が
いかに素晴らしい場所なのかをプレゼンする。しかし、
他の研究室は教授ばかりがトップに立っている中、
山中さんの研究室だけは、准教授というハンデがあった

・そこで考えたのは、「Visionを学生に語る」こと。
語ったVisionは、「人間の皮膚の細胞を、万能細胞に変える」
こと。

・なんと、3名の定員の中、山中教授の研究室は20名の
第一希望者が集まった。そこで選抜した3名を採用。
集めたメンバーと一緒に結局iPS細胞を開発してしまう。

 

自分も日々慌ただしくするだけではなくて、
ビジョンを持って日々過ごしていこうと思える
素敵な機会になりました。

お読み頂き、ありがとうございました!

 

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