今日紹介するのは、最近とても話題のamazonが、なぜ強い企業なのかを分かりやすく解説した本です。
自分は今までなんとなく「アマゾンってすごい会社だな」と思っていましたが、何が凄いのかとても良くわかりました。
正直、時価総額で言うと今はappleに続き世界2位ですが、数年以内に1位になるとほぼ確信しています。
■感想
はっきり言って、アマゾンは最強だと改めて
思いました。何が最強かと言うと、
・圧倒的な品揃えと、自動仕入れシステム
による最安値
・トレーラーや飛行機を自社で所有し、
送料を最大限安く
・サーバーコンピューターのシェア世界一で
アマゾン内で一番儲けている
・企業はアマゾンの倉庫に商品を納品さえすれば、
販売から発送、在庫管理まで全てアマゾンが実施
・儲けた利益は全て倉庫の設備投資やアマゾンプライム
の内容充実などに投資して、更なる事業拡大に
と、規模が大きくなればなるほどコストが下がり、
他が追いつけない、という仕組みを実現しています。
■以下が読書ノート
時価総額はappleに続いて世界2位。
AWSというクラウド事業(サーバーコンピュータを貸す)で儲けている。
日本企業→8:00-17:00まで貸す
米企業 →それ以外の時間を貸す
など、時差を考慮し、世界規模で
スケールさせることでより効率的に
サーバーを安い金額で貸せる。
ビジネスモデル
楽天→出品会社からの、出品料で
儲けている(お客様は企業)
アマゾン→出品会社から商品を仕入れ、
消費者に販売(お客様は消費者)
CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)
仕入れてから、何日後に現金が入ってくるか。
ウォルマート 12日ほど
アマゾン -28日ほど
仕入先に支払いをする前に、
消費者から入金がある。そのため、
仕入れのために銀行の借り入れなどが不要。
この速さはアマゾンの大きな強み。
強みは仕入れシステム
自動で、100冊本を仕入れたかったら、
最安値 A社 在庫40冊 →すべて購入
2番目 B社 在庫50冊 →すべて購入
3番目 C社 在庫70冊 →10冊のみ購入
と、安い順に必要数を自動システムで仕入れる。
だから他社よりも安くできる。
プライム会員は、会員数を増やす→値上げ
アメリカ 年会費 12000円
イギリス 年会費 14000円
日本 年会費 3900円
日本の年会費はすごく安い。
会員が増えたら値上げしていく。
利益は設備投資
利益が出たら、設備投資。
ここ数年で4000台のトレーラーや、
16機の航空機を所有。
自社で物流を賄うので、送料も他社は追いつけない。
ドローン基地の特許を出願中
配送コストで、最も高いのは自宅の最寄りの倉庫からの配送。
そこで、ドローンでの配送を考えている。
その場合の基地は
①空に作る(飛行船の中で荷物管理)
②蜂の巣状の大きな建物を作る
ことを考えている。
最後に
今、確実に世界で一番勢いがある会社だと
思います。その会社の戦略を知ることは
非常に勉強になりました。
売上が上がれば上がるほど、トラックや
倉庫を買って在庫管理や配送コストを削減
→他社にない価格の実現
など、他が追いつけない仕組みに驚きました。。
ネット系の仕事をされている方は、
ぜひ読んでみてくださいね!
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