営業から人事へリスキリングしたけど、想像するほどカンタンじゃない

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こんにちは、しゅんです。

年明けから大変なニュースが続いていますね。
2024年初投稿なので、昨年を振り返ってみたいと思います。

2021年はマネージャーになり、結婚、結婚式

2022年は子供が生まれたりと楽しい1年だったのですが、

2023年は人事に異動して初の東京で、子供の保育園もはじまり、一言でいうと「変化が超大きくて大変な1年だったな〜」と思います。

昨年4月に、10年続けてきた営業の仕事から、社内転職で人事へと異動しました。

いわゆる国も進めようとしている「リスキリング」を体験しました。

社内転職とはいえ、全くの未経験で知り合いもゼロの環境だったので、同じ営業の管理職で他社に転職するより変化は大きかったと思います。タイトルにもありますが想像よりだいぶ大変だった(というか今も大変)なので、振り返ってみました。

キャリアチェンジした理由はこちらの記事をご覧ください。

今回の記事のトップ画は「リスキリングの記事に相応しいイラストを描いて」とChat-GPTにお願いして描いてもらったものです。ちょっと気持ち悪いですよね。笑

リスキリングは何が大変なのか

さきほども書いた通り、僕は営業から人事にキャリアチェンジしましたが、大変だったことを一言でいうと、

「使う筋肉が全然違う」

ことです。

大谷翔平選手がサッカー選手になることをイメージしてみてください。
あ、大谷選手なら出来ちゃいそうな気がしますね。笑

ただ、普通のプロ野球選手がサッカーをやったら、同じアスリートでも最初はおそらく中学高校くらいのレベルになるはずです。

足が早くて筋肉もあり、チームプレイも得意だけど、ボールが上手に蹴れない。
そんなイメージです。

あ、もちろん自分がプロ野球選手レベルだというつもりは全くありませんので例えとしてご理解ください。笑

今の仕事は超カンタンに言うと、人材育成や開発をメインでやっていて、研修の運営などを担当しています。

その中で大変だと感じることは、

・給料に見合う仕事をするのが難しい(未経験だけど部署の中でも難易度の高い仕事を任される)

資料作りのスキルが圧倒的に足りない(下手だし遅い)

・会社のトップレイヤーや外資コンサル出身の超ロジカルな人たちに対して有益な意見が言えない

・横断部署で関わる人がすごく多く、相手の仕事や背景の理解に時間がかかる

・答えがない仕事や、中長期の仕事を進める経験が少ない

・ひたすらコピペやほぼ同じ資料を10個くらい作る、ほぼ同じ連絡を10人くらいにする、みたいな単純作業も多い(ただ人事情報なのでミスは御法度)

・スキルだけじゃなくお作法的なルールも多い

このあたりはだいぶ苦労しています。

前の営業の部署では35人くらいいて、自分の年齢は上から5番目くらいだったのですが、今の部署だと年齢は下から数えた方が早いです。

チームで頑張るというより、それぞれ別のテーマを進めているので、チームワークより個人戦闘力が求められます。マネージャーや部長も人のマネジメントの仕事は一部で、トッププレイヤーとして仕事をしています。

つまり、自分の仕事ができないと話にならないのですが、未経験で追いつくためにはトレーニングが必要。

そのタイミングで奥さんも仕事復帰して共働きになったので、保育園の送迎など育児の時間も増えて、仕事にかけられる時間も限られているのでハードモードでした。

育児についてはまた別の記事で書きたいと思います。

一日のスケジュール

だいたいこんな感じ。

  • 5:30 起床
  • 6:00-7:00 副業系の作業、ミルク、オムツ替え
  • 7:00-7:45 ジム、帰りにスタバ
  • 7:45-8:30 朝ごはん、子供の着替え、保育園準備、絵本読む
  • 9:00-18:30 仕事
  • 18:30 子供が保育園から帰宅するので遊ぶ、ご飯あげる
  • 19:00 家族で夕ご飯
  • 20:00 お風呂
  • 20:30-21:00 寝かしつけ
  • 21:00 仕事再開
  • 22:30 就寝

あんまり仕事してないやんというツッコミがあるかもしれませんが笑、仕事以外も家族の時間など自分の中で大切なことには時間を使うようにしています。


ジムは筋肉増やすためというより体型や体力維持のために通っていますが、年間通じて週5以上くらいのペースで続けています。

あと、仕事だけの人にはなりたくないので、会社とは違うコミュニティに所属して副業も少しずつやっています。

夫婦お互いの家族が近くに住んでいないので、育児は基本2人でやりますが、奥さんは週1くらいで出張が入るので、一人で子供を見る日も割とあります。

21時に子供が寝てから仕事を再開したいけど、疲れて無理な日も多くダラダラしちゃうことも多くあります。

リスキリングしてよかったこと

これまで大変なことばっかり書きましたが、良いこともたくさんありました。

よかったことは、

・新しいスキルが身についている実感がある(企画や人材開発)

・経営に近い仕事をしている楽しさがある

・今の仕事はしばらくAIでは出来ない仕事だと思う

・これまでやってきたことが役に立つことがわかる(人に頼る、合意形成、経営者とビビらず話す、チームワークなど)

・横断で多くの部署と関わりがあり、いろんな人とつながりができる

・経歴が珍しいので社内外問わず、相談されることがかなり増えた

・スタッフ職なので会食やリアルアポがないため、保育園の送迎がしやすい

など。

一番よかったのは、環境を大きく変える経験をすると、割と今後環境や会社が変わってもなんとかなる気がすること。

あと、自分の強みや課題が客観的にわかり自己理解が深まったこと、マネジャーからメンバーに戻って仕事をすることで、キャリアは上を目指すだけではなくていろんな形があっていいと心から思えたことです。

転職やリスキリングを考えている方に伝えたいこと

自分の意見では、リスキリングは必須科目で、誰もが必ず通る道だと思っています。

なぜかというと、社会人生活は25歳から65歳でも40年あるし、80歳くらいまで働く時代になるとすると55年もあります。

55年同じことができるか?自分なら確実に飽きちゃいます。

あと、どれだけ同じことを続けられる人でも、今後の世の中の変化を考えると55年同じ仕事がある確率はとてつもなく低い、というかほぼないと思います。

そうなると、自分に何ができるか、も大切だけど、同じくらい「変化に対応できるか」も大切だと思います。

どこかで読んだ話で、新卒から大企業に勤めて50歳で部長になった人が転職活動をして、「何が出来ますか?」と面接で聞かれて「部長ならできます」と答えて採用してもらえなかったという話があります。笑

これは極端ですが、一つの環境にずっといると変化はどんどん難しくなっていくので、どこかで環境を大きく変える経験をすることをおすすめします。

ただ、環境を大きく変える経験は、ほとんどの場合だいぶしんどいです。その時に、個人的に大切にした方が良いと思うのが「自己理解」

これまでやってきたことを振り返って、何がしたいか?はなかなか決められないと思いますが、「自分がどんなときにワクワクするか」「どんな人になりたいか」を大切にすると、変化がしんどくても乗り越えやすいと思います。

さいごに

いかがでしたでしょうか。キャリアに悩んでいる方は環境を変えることも選択肢に入れてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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