本日紹介するのは、リクルートの的場さんが2018年12月に出版された、こちらの本です。
目次
自分で動く若手営業の育て方を読もうと思った理由
現在、自分が営業組織で若手の育成を
担当させてもらっています。
その中で、「本当に自分の接し方が
正しいのか?」という不安を
正直常に持っています。
一緒に働くメンバーが、最高の時間を過ごせる
ように自分の日々の行動にヒントが欲しくて
手にとりました。
著者の的場さんは、飲みの席でご一緒させて
頂いたことがありますが、
リクルートでトップ営業マンだったのですが、
非常に人当たりがよく誰の話にも真剣に
耳を傾けられるような素敵な方です。
・今新人の教育係りを任されている
・若手とのコミュニケーションに困っている
・メンバーフォローに課題を感じている
レビューノート
レビューノートはこちらです。
![自分で動く若手営業の育て方](https://shunblog.jp/wp-content/uploads/2019/01/_R-e1546754432525.jpg)
自分で動く若手営業の育て方の感想
この本は、仕事やバイトにかかわらず、
「後輩の育成」を任されたことがある方は
絶対に本を読んで損はないと思います。
「なんで、言ったのにやってくれなかったんだろう?」
後輩の教育担当をしていて、このように
思ったことはありませんか?
僕は、バイト時代も今の仕事でも
恥ずかしながら何度もあります。笑
そんな時に、相手のせいにしがち
なのですが、、この本を読んで、
相手の発言の背景の「ものの見方」
まで考えられていなかった
自分の責任だったと反省しました。
育成を任される、ということは、
それだけ責任が大きいこと。
感覚や経験だけに頼るのではなく、
こういった本を読んだ上で接することも
大切だと思いました。
自分で動く若手営業の育て方 印象に残ったこと
育成環境の変化
簡単な仕事はアウトソースされ、難しい
仕事ばかりが残ってきている。
少子化により、与えられた環境で
育った人が多い
昔と今の若手の違い
昔
「一番になりたい」
今
「競争に興味ないが、落ちこぼれたくない」
今の若手の、
強み…自己実現欲求、顧客貢献欲求が強い
弱み…正解がないことや困難なことに
挑んだ経験が少ない
だから、すぐに答えを求めるが、
それに応えるだけだと相手は成長しない。
魚(答え)ではなく、魚の釣り方(考え方)を
教えることが非常に重要。
行動を指摘しても響かない
ものの見方→行動→結果
例えば、受注が少ない(結果)新人に対し、
「なんで提案に行かないんだ!」と
行動だけを指摘しても相手は変わらない。
その裏のものの見方に着目し、
ノルマだから仕方なくやろう、とか
そういった負の感情を丁寧に
取り除いていく。
いいマネジメントと悪いマネジメント
悪いマネジメント→
「○○さん、新人よろしくね」
→丸投げ出来るほど育成単純じゃない。
一人前のゴール像を育成側と若手で
合意形成し、タスクを分解するのが大切。
悪いマネージャー
→彼は容量が悪い。センスがない。
良いマネージャー
→彼は質問スキルが課題。
あの場面でこういった受け答えをしていた。
→良いマネージャーは、メンバーを
よく見ているため事実に基づいて語っている。
問題点の指摘+改善策の提示が指示待ち社員を生む
面談で若手の出来ていないところと、
それに対する答えを伝えることで、
その場はいいかもしれないが、
いつも相手から答えを求める若手を生む。
そうではなく、どこが課題かを合意することが大切。
人の能力を引き出す良いミーティング
良いミーティングは、
①効率性…会議の目的やゴールを全員が把握して取り組めている
②開放性…発言が一部に偏らない。全員が主体的に発言出来ている
②創造性…普段の延長線上ではないアイデアが出てきている
が備わっている。
いかがでしたか?
ぜひ、読んでみてくださいね。
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